ユニクロ、メガストアの展開に着手・大阪に1号店(2004.09.02)   

ユニクロ、メガストアの展開に着手・大阪に1号店
 衣料専門店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは売り場面積が1300―2200平方メートルと従来の2、3倍広い“メガストア”の展開に乗り出す。1号店は来月、大阪・心斎橋に開業、将来的に全国で数十店舗を出店する。カシミヤなど厳選した素材を使った「世界中で通用する最高水準のカジュアル服」の品ぞろえで攻めの経営を強化する。
(2004.09.02日経新聞)


 ユニクロは、安価戦略から高品質への転換する。フリースを代表する安価戦略の成熟化に伴い、Tシャツや水着への拡大を行い、売上も回復してきた。更に、矢沢永吉をCMに起用する等、消費者へのイメージ向上や発想の転換にも努めてきた。そして今回は、利益率・商品単価の高い高品質化である。もう一点は、小売店舗が、メーカーとなり、更にメガストア化する垂直展開である。
 単に既存の延長と考えがちであるが、現在の従業員は低価格商品の売り方で組織化されている。顧客一人一人への細かい顧客対応ではなく、薄利多売の価値観である。高品質の商品化すれば、顧客への対応も異なる。つまり、従業員の再教育と既存の価値観、文化の変革が必要になってくる。いかに変革できるかを観察していきたい。
 私自身、「ユニクロ=安価なインナー」というイメージをもつ。安価なインナーと言われて真っ先に思いつくのは、ユニクロである。カシミヤ等の高品質領域には、競合会社が国内でも世界中にも存在する。高品質→高価格になると、消費者はブランドという付加価値を求めるかもしれない。「ブランド」企業と真っ向勝負しても、私は現状では振り向かない。
 「品揃えで攻めの経営を強化する」よりは、「品揃えで攻めの経営に変革する」ための手腕が問われるだろう。ユニクロファンとして期待する。
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by namanama100 | 2004-09-02 10:43 | namanamaコラム

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