提供者と利用者の葛藤   

アウトソーシング(分業)の案件に携わると、多くの葛藤を目にする。
提供者は、情報システムをアウトソーシングしましょう!と言い、
 ・取引コスト削減
 ・コア事業への集中
 ・高度な専門性への分業体制
などを謳い文句として提案する。

但し、自分がもし技術者であったら、そのシステムは自分で抱え込みたいかもしれない。
つまりそれを所有したいという気持ちである。


ベンツを購入するより、ベンツを運転手つきで借りたほうが安いと言う場合はどうだろうか?
購入すると、保険や駐車場、ガソリンなどの経費が必要となるが、借りると一括含みで安価になると想定する。
運転手は、自分より事故を起こす可能性も低い。費用、事故リスクは低いにも関わらず、保有したいという意識が強ければ、購入するだろう。
その代わりに、ベンツを保有しているというステータス(権威のようなもの?)が手に入る。

情報システムも、それを動かすことが役割であれば、利用者もアウトソーシングすることも可能である。
でも、保有したい意識であれば、所有を正当化させ、自営で運営することもできる。
正当化は、学習や柔軟性、即時性を言葉にすれば、説得力は増すであろう。

現場の力って、そういう風に動かすことができるのである。
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by namanama100 | 2005-02-08 16:48 | namanamaコラム

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