船川淳志氏、講演会出席(2004.09.08某所)   

所属している会社の社内研修で「思考力と対人力を鍛える」というセミナーが開催され出席した。

船川淳志氏(グローバルインパクト代表パートナー サンダーバード日本校客員教授)という人気のコンサルタントの講演であった。
NHK教育テレビでの実践ビジネス英語の講師をつとめ、「ビジネススクールで身につける思考力と対人力」(日経ビジネス文庫)もかなり
売れているらしい。巧みな言葉使い、身近にある出来事と理論、ユーモアを含めた講演としては、さすがコンサルタントという印象を受けた。

さて、本題であるが、一言で言うならば、
「パラダイムシフトは、思考力と対人力を必要とし、それらのスキルを得なければ国際社会に生き残れない」というメッセージに聞こえた。
いうならば、『私たちが思う事実は全てではなく、それぞれのバイアスが掛かっていることを理解しておくべき』という感じであろうか。(とは、全く言っていないので、本質はわからないが・・・。)

船川先生は、「(船川版)思考を活性化する7つのヒント」として取り上げたのは以下のものだ。
 1.思考力に限界はない
 2.一問百答 
 3.両面を見る
 4.言葉の一人連想ゲーム
 5.思考モードのシフト
 6.いつも心に氷山を
 7.汝を知れ

うーーーん・・・・。
大項目と小項目のような分類がごちゃまぜであり理解しがたく、更に1.2.3.6.は何が違うのか、大きく異なるのか?が見えない。カール・ワイクも「組織化の社会心理学」という本を代表として、すでに過去多くの学者が同じようなことを述べている。新規性としては薄い。
 「4.言葉の一人連想ゲーム」は、ビジネス用語を本質を理解しないまま、カタカナで利用してしまっている点であるという。「コンプライアンスが重要だ」って? 「現状のパラダイムシフト」って? 「うちはマーケティングが無い」って? よく言うがそれが何なのかがわからないまま利用しているケースが多い。つまり、「メタファー」として言語が利用されてしまっているのであることを指摘している。ただ、それは、ごもっともであり、必要であるが、思考力とは関係は薄いのではないか。

 よく理解できた点としては、コミュニケーションには、「コンテンツ」と「コンテクスト」の2面性があり、国の文化によってその割合が異なると言う。日本は「コンテクスト型」であり、米国は「コンテンツ型」に分類される。平たく言うと、職務行動表やマニュアルのように文字として表される「コンテンツ」と、「何のそれはどうなった?」という上司をコンテクストが強いのであって、それらを踏まえなければ、グローバルな人材を輩出することはできないのである。一つは文化を知れということですね。

 1.5時間1回きりの講演会であったため、初級者編として講演していただいた。分かりやすく、楽しい講演であった。実践・テクニックと言う面では、このあたりの勉強をしたことがない人たちには、新鮮で、満足しただろう。
 でも、「コンサルタント」という名前を聞くと、どうも一線引いて聞いてしまうのは、私だけだろうか?
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by namanama100 | 2004-09-09 15:13 | namanamaコラム

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