カテゴリ:モーニング娘の組織論( 5 )   

モーニング娘。と私   

買ってきたお弁当を食べながらTVのスイッチ入れたら、紅白歌合戦をやっていた。
コブクロが歌詞を間違えた後、モーニング娘。が登場した。

卒業したメンバーが1番を歌い、入れ替わりで現在のメンバーが2番を歌う。
たかがそれだけではあるが、私には、涙が出た。
「Loveマシーン」という歌は、最大ヒットのうちの一つ。
それぞれメンバーはパートをもって、特徴ある唄い方をする。
1番は、その当時もメンバー。
2番は、現在のメンバーがそのパートを受け持つ。

デビューして7年あまり、大きくメンバーは変更した。
デビュー当時からのメンバーは、現在のメンバーには存在しない。
新人だったメンバーが、現在はリーダー。
そのリーダーの教育係であった先輩は、現在ソロ活動中。
先輩は、それを笑顔で見守ってくれる。
時代は巡るのである。

会社も同じ。
マネジャーだった上司は、現在執行役員。
マネジャーに育てられた新人の私は、現在マネジャークラス。
執行役員は、私の活躍?ぶりを上から笑顔で見守ってくれる。

そんな事を想像しながら、涙が出た。
そういう場面が随所に見えるモーニング娘が好きである。

で、1年終わろうとしている。
今日は、スーパーで買ってきたうどんを年越しに食べる予定。
一人ぼっちで、終わりそうも無い論文書きながら。。。

来年もいい年でありますように!!
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by namanama100 | 2005-12-31 20:30 | モーニング娘の組織論

モーニング娘。ラッキー7オーディション再考   

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先ほど、「即エース」についての批判を述べた。
いかに、即エース探しが困難であるかを再考したい。

即エースに求められる条件は、
① 既に経験を持つ。
② 現在のメンバー能力より、同等もしくは卓越するものを保有する。
③ エースとしての自覚が持てる。
④ 誰から見ても、エースである。

という点が最低限ではないか。

そもそもモーニング娘という組織は、素人集団(赤点メンバー)をモットーとしており、一流選手は、卒業するか、メンバーに加わることはない。創業メンバーがそうであったように、元々は落選したメンバーである。
プロ野球業界を見ても、楽天の一場は東京六大学、日本ハムのダルビッシュは甲子園のヒーローであった。プロとしての経験はないものの、実力は上記条件程度の能力は保有しているため、彼らは、「即エース」として君臨することであろう。
野球と芸能界は違うと非難されるかもしれないが、「即エース」という意味の解釈は同じである。

本気で、即エースを今後も求めるならば、オーディションを受ける女性達がかわいそう。
それは、上記条件を満たすものは、一般のオーディションでは発掘できないからである。

即エースならば、例えば、先日エイベックスに移籍した「鈴木あみ」や「松浦亜弥」に白羽の矢がたってもいい。彼女である必要はないが、現メンバーにも納得のいくエースでなければ、何故センターなの?とか、私より何が優れているの?という不満になりかねない。この不満は、組織の不満につながり、今ある組織文化を破壊してしまうかもしれない。

「即エース」という言葉を、容易に使うべきではない。
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by namanama100 | 2005-01-11 13:21 | モーニング娘の組織論

モーニング娘。第7期オーディション   


a0026315_1056277.jpg「該当者なし」という結果に終わった。今回は、「エース」を求めていたための、決断だった。

企業でさえ、「即エース」というのは、困難極まりない。
さらに、この組織の特徴は、どこでも共通するような一般的組織ではない。
アイドルという枠を超えた素人性、身近を感じさせながら、プロフェッショナルな組織という文化を継承し続けている希少性の高い組織なのである。さらに個々のメンバーには、その歴史や曲(歌詞・ダンス等)の全てを備える必要がある。少しずつ勉強していきますでは、通用しない組織である。
企業ならば、全てのことを理解していなくても、そこで生き残るためのテクニック・技量があれば、エースとして招き入れられるかもしれない。そこで、OJT(場を踏みながらのトレーニング)を踏まえて、その環境に適用していけばいい。
しかし、モーニング娘のエースは、そうもいかない。
そう考えるならば、そもそも「エース」探しは、納得いくもの、「即エース」探しは不可能なのである。

公式ホームページでのコメントは、以下のとおりである。

昨年10月から全国7都市を皮切りに3ヶ月にわたり行ってきた「モーニング娘。ラッキー7オーディション」ですが、残念ながら「該当者なし」という結果になりました。 今回は「モーニング娘。のエース」を探すということで、いつもよりかなり厳しく審査しました。
「即エース」という意味で欲張ったかもしれませんが、歴史もあり鍛えられてきている今のモーニング娘。にはちょっとまだ縁が無かったかなという感じです。 7期メンバーは残念ながら誕生しませんでしたが、また次、モーニング娘。がもっと輝けるようないい子に出会いたいと思います。
「エース」を探したいし、絶対にいると思っているので、近いうちにモーニング娘。のオーディションをやりたいと思います。


そこでの文化の共有と資質を保有するかどうかは、第6期オーディションが印象的である。
4名のうち、うち3名外部投与で、1名(藤本美貴)は内部市場からの調達であった。
藤本美貴の当組織ポジションを見れば、内部投与による人材育成がいかに、重要であるかが見て取れる。
彼女は、HelloProject内でのソロ活動を経て、モーニング娘に加入したメンバーなのである。
「即エース」を求めるならば、藤本のような内部市場調達が適切だろう。一定のカメラワーク、笑顔、曲、コメント、更にはそこでの組織内政治力なども理解しているのである。彼女自身のライフスタイルも、それに近いところで行動しており、芸能界とのギャップも生じにくい。
「エース」を育てるための金の卵を探すのであれば、今回の第7期最終選考に残ったメンバーで十分役割を達成できたと思う。

経営者(プロデューサー)としての力量が試されるのは、今回の失敗(判断の失敗)を教訓に、次回どのような選定をするかである。
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by namanama100 | 2005-01-11 10:57 | モーニング娘の組織論

第二回 モーニング娘の組織構造   

モーニング娘は、2004年9月1日現在14名のメンバー構成である。
モーニング娘というユニットは、現在「Hello!Project」の一組織として運営されており、多くのメンバーと多くのユニットが存在している。
この「Hello!Project」の中心がモーニング娘なのである。
 この組織は、図のとおりで
① モーニング娘
② モーニング娘内、小ユニット
③ モーニング娘外、小ユニット
④ ソロメンバー(元モーニング娘)
⑤ ソロメンバー
⑥ 組織内メンバー内、小ユニット

から成る。
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 この組織の特徴は、⑥の組織間のユニットであろう。そのメンバー間は、異業種交流に近い体系をとる。人と人の組み合わせを変えることで、異質同士を掛け合わせる機会が増える。
 異質同士を掛け合わせることにより組織が活性化するケミカリゼーション(化学反応)を上手く利用している。
 例えば、図のなかに、「カントリー娘。に○○(モーニング娘。)」というユニットがある。このユニットは、モーニング娘とは別のユニット「カントリー娘。」が軸となり、助っ人としてモーニング娘から1もしくは2名追加され、1つのユニットとなる。「○○」は、その助っ人メンバーの名前が記名される。元助っ人メンバーであった第4期メンバー石川梨華(18)は、オーディションでモーニング娘に合格し、モーニング娘の一員となった11ヶ月後に、その助っ人として投与された。石川の例のとおり、アーティスト名として個人名が入ること、更にモーニング娘の看板を背負い助っ人としての参加意識が、モーニング娘ブランドを横断的に形成することになる。更にカントリー娘にも、モーニング娘の助っ人の加入や新陳代謝により、顧客であるファンから、注目が生まれる。これにより、助っ人メンバーへのプロデューサーからのピグマリオン効果(注目と配慮)と、その組織のシナジー効果が得られるのである。11ヵ月後の投与がプロデューサーからの期待を感じ、モーニング娘としての責任感と認識から来るポジティブ指向が、所属した組織へ反映され、個人そして組織に影響を与え、相乗効果が得られるのである。 ただ実際は、多くのユニット全て成功しているわけではない。成功したものは伸ばし、成功しなかったものは休止もしくは解散する決断をつんく氏は、数多くおこなっている。そこで成功しなかったメンバーを切り捨てることは行わず、即戦力の人員として、できるだけ別のユニットに所属させ、新陳代謝させている。
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by namanama100 | 2004-09-08 13:24 | モーニング娘の組織論

第1回 モーニング娘とは。   

エンタテイメントビジネスは、企業経営とは異なるのか?
私は「学ぶところは多く、共通点は多い」という認識の下、当コラムは、モーニング娘を「組織論」をもって考察していきたい。
6年以上トップアイドル集団として継続する当グループには、いろいろな競争優位な点や組織論から見て有効に機能している点が見受けられる。

第一回目は、このモーニング娘の語源から定義を行う。

モーニング娘というグループ名は「いろいろついてくる、盛り沢山、おトク感、親しみやすい」を表したものである。これは、喫茶店での「モーニングコーヒー」の「モーニング」から来ている。この組織の中には、多種多様なメンバーが存在し、その組織の中で組み合わせることで新しい組織ができ、ファン層にはお得に感じることができる。決して、一流な高級レストランのメニューではない、喫茶店のモーニングセット(コーヒーにトーストやゆで卵やサラダ等が付属されるセット)が原点である。

6年間モーニング娘を母体とし、「ミニモニ」「プッチモニ」「カントリー娘」「さくら組、おとめ組み」など多くのユニットを排出し、またはソロ活動やメンバーの入れ替え等を繰り返し実施している点は、このグループ名、つまりビジョンに基づいて展開していると考えられるのである。
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by namanama100 | 2004-08-30 11:28 | モーニング娘の組織論