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働くひとのためのキャリア・デザイン   

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働くひとのためのキャリア・デザイン PHP新書
金井 壽宏 (著)、2002年

本年5月に学校で著者である金井先生の講演会が実施され、強制的に読まされました。「強制」される本は、なかなか身になりませんから、期待していませんでした。
自ら読む本と強制される本では、読むという試みが違いますから。

でも、これはお勧めです。早めに読んでおいたほうが良いかもしれません。

著者が最も強調する点は、「岐路に立ったときに、どっちに行くかを的確に定めれば、後は偶然に流される生き方(ドリフターズ)も長期的にはプラスに作用する」ということでしょう。
人生を流れにそって生きていても、必ず岐路がある。十字路だったと気がつかないケースが多いが、気にしていれば十字路が見えてくる。
自分では気がつかない場合が多いので、上司や先輩など他の人から気づかされることが多い。

実際、私も上司に言われた一言で、岐路に立たされ、今まで十字路でなやんだことがありました。新しい部署への希望異動や夜間大学院への入学が、それであった。

どこで、いつ十字路が現れるかわからないからといって、常に恐る恐る歩いているわけにはいかない。そのような岐路があるかもしれないと心に留めながら歩いていけばいいという。
東西南北どこに向いているのか、どこに行きたいのかを、自分なりに、または周りに示しておけば、誰かが、「おい、十字路だよ」と気づかせてくれるのである。

また、自分が思うほど、他人は「自分」を気にしていないから、自分から積極的にアピールすることも大事ではないか。

自分のキャリアも、上手くデザインしてこそ、よりよく働くということの人生がおくれるのだろう。

by namanama100 | 2004-08-03 17:16 | こんな本が好き

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