「競馬」と「経営学」と私 (その4:人それぞれの理論)   

父親の理論と私の理論を掛け合わせても、やっぱり欠落している点はある。

競馬で重要とされる「血統」である。

私はいまだに、馬名の横に記載される血統や(市)、(内)という記号は、理解していない。理解していなくても、ほぼ70%以上は回収できている。さらに私は、馬の名前や騎手、厩舎を覚えていない。少年の頃に、大きな声で叫んでいた「白いけー、黄色いけー」のままである。私の理論には、「血統」は出てこない。必要ないのである。

理論には、人々によって視点や手法が異なる。
当時、ダービーニュース(競馬新聞)の長谷川仁志という人が私の心の師匠である。彼は、競馬新聞の本紙予想を行う傍ら、ラジオ日本実況中継でも当日解説を行う。もっぱらダービーニュース派の私は、ラジオを購入し、実況中継を聞きながら、観戦していた。

そこで、ふったと疑問に気がつく。
競馬誌は前日までに予想をし、◎○▲×等のマークをつける。彼らは、過去のレースや調教結果や展開を読みながら、予想を行い、発表する。新聞には、何故その馬が◎なのか○なのか、マークしないのかを述べている。そこには、当日のパドック状況や馬体重、馬場・天気状況、更には返し馬の状況が置き去りにされているのである。馬体重やパドックなどは、レース結果に関係がないのか?と言えば、そうではない。何がその結果に対して、どれだけ重要なのかは、それぞれ異なるからである。ちなみに、場外にいる競馬予想屋も、前日に全レースの予想を決めている。

小学生の頃は、予想をパドックでのみ決めていたが、今ではパドックは見ていない。それは、「クルクル回る馬」を探すより、新聞から導き出した仮説の方が、あたる確率がいいからである。

さて、長谷川仁志の解説に戻る。
彼は、ある日こういうことを言った。
「ここからパドックで見ると、私が◎した4枠は、少々太めでぎこちないので、外します。変わって、▲の10枠がとても体重より大きく見えます。10枠が◎ですね。」
そう、彼は、その場で自分の予想を変えたのである。
結果、見事に10枠が1着に。
限定された条件の中で、導き出した予想であって、新聞誌上の予想は「最適な予想」ではないのであった。

私は、それに気がつき、もっとも最適な予想を追求するために、「ダービーニュース」一辺倒の情報をやめ、「勝馬」のに乗り換え、更に「競馬ブック」などの新聞も交互に購入することにした。
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by namanama100 | 2005-01-15 18:01 | 「競馬」と「私」

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